クイーン情報 2022年2月1日

「紬コレクションin京都」出務御報告/榎谷

こんにちは。
’20本場大島紬クイーン 榎谷です。

1月20日から1月22日の3日間、感染対策に留意し「紬コレクションin京都」が開催され、私も参加させていただきました。

このイベントは、本場大島紬の両産地、奄美と鹿児島の主催によるもので、一堂に会するまたとない機会ということで行く前からワクワクしておりました。

イベント当日は、新作大島紬のコンテストや本場大島紬製造工程実演、展示販売会が行われ、大島紬の魅力が最大限に詰まったイベントとなり、大島紬をPRする立場ではありましたが、私自身が1番大島紬の魅力に改めて惹かれていたと思います。

実際に会場に来てくださったお客様にも「やっぱり大島紬っていいわね!」「目の保養になるわぁ」等お声かけいただき、同じ空間で大島紬を見て触れて感じることへの喜びはとても大きいものでした。

会場には大勢の大島紬ファンにお越しいただき、実際に大島紬をお召しになる方も大勢いらっしゃいました。
おひとりおひとりそれぞれの着こなし方があり、個性を感じ個人的にはそこも楽しさのひとつでありました。

本場大島紬クイーンになって、関係者の方、職人さん、着付けの先生方に多くのことを教わり、またこのようなイベントを通して、世界にも類を見ない大島紬の魅力に、ますます興味が湧くとともに、鹿児島の誇りであり財産だなと感じております。

きものの歴史や文化を学んでいくと、各時代に流行したきもの文化があり、平安時代では貴族が着用した十二単、室町時代では袖が短く動きやすい小袖、江戸時代では現代の技法に通ずる染織りが発達するとともに、髪型や帯の結び方、小物使いを楽しむ文化が生まれています。

日本のきもの文化に大きな影響を与えている京都で今回催事があり、きもの文化は、全国各地とつながり支え合って成り立っているのだと感じました。
きものはその地域特有の時代背景や日常生活の中にあって発展し、自然と深く関わり、京都は「西陣織」や「京友禅」「京小紋」、鹿児島は「本場大島紬」が生まれています。
きものには無限の楽しみがあり、その奥深さに心惹かれています。

本場大島紬は、うすくて軽くて丈夫、身体に沿うしなやかさがあり着心地がいいので、日常着としても、お洒落着としても、そして着物初心者の方にもぜひおすすめしたいです。
気軽にきものライフを楽しめるのも大島紬の魅力だと思います。

今回私が着装した大島紬をご紹介致します。

1日目は12マルキの総絣、奈良にある正倉院模様の格式高い白大島紬 

2日目は25色もの色を使い、ラピスラズリの石をイメージした色大島紬 この日の京都は雪が積もっていて、雪景色の中、色大島がよく映えました

3日目は内閣総理大臣賞を受賞し、白大島と泥大島を混ぜてつくられた大島紬

本場奄美大島紬美人で、唄者としても活動されている「平田まりなさん」と今回の催事でご一緒しました。
とても笑顔の素敵な方で楽しく過ごさせていただきました。

最後になりましたが、お忙しい中会場までお越しいただいた皆様、イベントに携わった関係者の皆様、ありがとうございました。


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